当院の特性・こども漢方当院の特性・こども漢方

痛くない検査

インフルエンザの抗原検査は痛みを伴います。当院ではAIによるインフルエンザ検査(nodoca)を導入し、なるべく鼻に綿棒を入れないで検査しています。口に小さなカメラを入れて、のどの写真を撮影。体温や症状と画像からAIが数秒で診断します。保険適応の検査ですので、費用負担の御心配は不要です。ただ、口をしっかり開けて写真が撮れることが条件です(オエッとなりやすい子はダメです)。発症後2日以上経つと、綿棒での抗原検査の方が感度が良くなります。またA型B型の判定は出来ません(AでもBでも対応は変わりません)。新型コロナと同時に検査をご希望されるなら、綿棒での検査になります。
もし鼻水が結構出る場合、出てきた鼻汁で検査することも可能です(綿棒は奥に入れません)。

診察イメージ画像

痛くない治療

水いぼ(伝染性軟属腫)の治療は「ピンセットでつまんで潰す」ことが一般的です。局所麻酔のテープを使用しても、結構痛いものです。
当院では銀イオンのクリームを塗って、水いぼの原因ウィルスを退治することを提案しています。有効率は8割ほどと言われています(クリームは保険適応外ですので、1本2,000円の自費診療になります)
潰した方が良さそうな大きな疱疹については、薬剤の付いたシールを貼り、皮膚を柔らかくして自然に潰れるのを待つ、といった治療も行っています(痛み、費用負担なしです)。

水いぼ治療イメージ画像

痛くない注射

インフルエンザのワクチンは、2024年に国内発売された「フルミスト」を希望された方に使用しています。鼻孔にスプレーするワクチンですので、痛みはまったくありません。対象は2歳以上19歳未満の方です。
生ワクチンですので一過性に鼻炎症状が出ることはありますが、2024-2025年のシーズンに関しては、注射のワクチンよりも予防効果が高かった印象です。
従来の注射製剤のワクチンもあります。

注射イメージ画像

こどもの心臓病

静岡、岡山、香川の病院、日赤和歌山等で小児の心疾患診療を行ってきました。胸の痛み、脈のリズムがおかしい、といったご相談に対応しております。学校健診での心電図異常や川崎病の経過観察も行っています。

心電図イメージ画像

出生前相談

医師取得後取得後、ずっとNICU(新生児集中治療室)で赤ちゃんを診ていました。日本小児科学会認定の「出生前コンサルト小児科」の資格を有しております。胎児についての御心配ごとがあれば、ご相談下さい。

妊婦イメージ画像

地域のかかりつけ医として

「かかりつけ登録」をしていただいた未就学のお子さんを対象に、急な体調変化に対する電話相談を受けています(平日22時まで)。費用負担などは発生しませんので、お気軽にご登録下さい。
お子さんの世話でご自身が受診出来ない、御家族の方の診療も可能な限り行っていますので、ご相談下さい。

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日赤病院との連携

日赤和歌山医療センターには2012年から勤務し、現在も非常勤医として週3-4回外来診療をしています。クリニックで出来ない検査は、日赤病院で行っています。「紹介」という形で受診していただきますので、日赤が初めてでも費用負担は発生しません。内分泌、神経、血液疾患など、専門分野での対応が必要なケースでは、速やかにエキスパートの医師につなぎます。
御希望があれば、和歌山県立医科大学や、大阪母子医療センター等の施設への紹介も可能です。

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こども漢方

漢方の役割は、身体や心の状態を調節することにあります。西洋薬を続けてもうまくいかないとか、この症状に適した西洋薬がないことを度々経験し、少しずつ漢方薬を取り入れるようになりました。効果を体験したこどもさんやお母さん達からぜひ続けたいと希望されることが多くなっています。
漢方が得意とする慢性疾患は、胃腸が弱い、食が細い、よく熱をだす、よく風邪をひく、頭痛めまい、便秘あるいは慢性下痢、夜なきや夜驚症、アトピー性皮膚炎、冷え症、疳が強い、不眠、最近では起立性調節障害などです。
漢方はこどもの体質改善にとても適しています。お子さんと一緒にお母様も困っていることがあれば相談してください。発達障害に伴う強いかんしゃく、パニック、興奮、不眠などにも、効果を示します。慢性のみならず急性疾患にも効果を認めることが多くなっています。もちろん、飲めないこどもさんもおられますが、飲めなければ始まらないので、飲み方を指導したりいろいろ工夫してもらうと飲めるようになることがしばしばあります。ご相談ください。

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