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鼻腔噴霧式インフルエンザワクチンについて
鼻腔に噴霧するワクチン「フルミスト」が9月から国内販売開始になります。痛くないこと、12歳以下でも1回の接種で済ませられるという利点があります。また弱毒生ワクチンであり、流行予測から外れたウィルス株にも対応出来る可能性や、注射ワクチンよりも予防効果が長く続くメリットもあります。なお、接種できるのは2歳から18歳までの方のみです。
<<注意点>> 8歳以下で、インフルエンザに一度も罹ったことがない、又はインフルエンザワクチンを受けたことがないお子さんは、注射ワクチンの方が確実に免疫がつくかも知れません(海外では2回接種を勧められていますが、国内は1回しか認められていません)。また、接種後に鼻炎症状が出ることがあります。
<<フルミストよりも注射のワクチンが望まれるケース>> 鼻汁が多いお子さん、怖がって泣いてしまう(鼻水を出してしまう)お子さんは、ワクチンの効果が得づらいのでお勧めしません。スプレーするシリンジ(注射器)を左右の鼻の孔に入れますので、状況が理解できないお子さんは怖がると思います。
鼻の孔にシリンジを差し込んで大泣きする場合は、そのままフルミストの点鼻を行う(ワクチンの効果は定かではなくなる)か、注射薬に変更することになります。注射薬に変更する場合は、別の日に改めて来ていただくことになります。また接種途中で断念した場合でも、ワクチン費用負担はお願いすることになります。
上記のような理由から、当クリニックでは2歳~18歳までの
・鼻の孔に器具を入れても泣かないお子さん
・鼻汁が多くない、または鼻汁が出ていても自分で鼻をかめるお子さん
をフルミストの接種対象にしますので、ご理解いただけますよう、お願いします。
なお、フルミストの予診票をダウンロード出来るようにしています(下記PDFファイル)。ご自宅で印刷して、持参して頂けるとスムーズです。